気圧と歯の痛みの関係

こんにちは、みなと歯科です。
皆様は、
「雨が降りそうな日に、歯がズキズキする」
「台風が近づくと、昔治療した歯がうずく」

このような経験はありませんか?
実はそれ、気のせいではなく、医学的な理由がある現象です。

今回は、意外と知られていない「気圧」と「歯の痛み」の関係について、歯科の視点から解説します。

1. 気圧が下がるとなぜ歯が痛むの?

雨や台風の前は、低気圧になります。
低気圧になると、体の外からかかる圧力が弱くなります。

ここでポイントになるのが、歯の構造です。

歯の中にある神経(歯髄)は、
硬い歯に囲まれた密閉空間に存在しています。

虫歯が進行している
神経が炎症を起こしている
歯の根の先に膿やガスがたまっている

このような状態があると、
気圧が下がったときに歯の内側の圧が相対的に高くなり、
神経が圧迫されて痛みとして感じられるのです。

これは、
飛行機で耳が痛くなるのと同じ原理と考えると分かりやすいでしょう。

2. 気圧で痛くなりやすい歯とは?

低気圧で痛みを感じやすいのは、
すでに何らかのトラブルを抱えている歯です。

例えば、

◯治療途中のままになっている歯
◯昔治療した被せ物や詰め物の下の歯
◯神経を取ったはずなのに違和感がある歯
◯親知らずの周囲
◯歯周病が進行している歯

などが挙げられます。

普段は症状がなくても、
気圧の変化が「きっかけ」になって痛みが表に出ることがあります。

3. 天気が回復すると治るのはなぜ?

「天気が良くなったら痛みが消えた」
という方も多いですが、ここで注意が必要です。

痛みが引いたのは、
原因が治ったわけではなく、気圧が元に戻っただけのことがほとんどです。

歯の中や根の先の問題が残っている場合、
低気圧のたびに同じ症状を繰り返す可能性があります。

4. 気圧は「犯人」ではなく「サイン」

実は、
気圧そのものが歯を悪くしているわけではありません。

気圧の変化は、
隠れていた歯のトラブルを気づかせてくれるサインなのです。

「天気のせいだから仕方ない」と思って放置していると、
症状が進行し、強い痛みや腫れにつながることもあります。

5. 気圧と歯の痛みが気になったら

痛み止めを飲まないとつらい
低気圧のたびに同じ歯が痛む
噛むと違和感がある

このような場合は、
一度歯科医院でのチェックをおすすめします。

レントゲンや必要に応じてCTを撮影することで、
見えない部分の原因が見つかることも少なくありません。

まとめ

低気圧で歯が痛むのは、歯の中の圧の変化が関係している
痛みが出る歯は、すでにトラブルを抱えている可能性が高い。
気圧は「原因」ではなく「気づきのきっかけ」

「天気と歯の痛みには関係がある」
そう知っておくだけでも、歯を守る大切な一歩になります。

気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

痛いところを治すだけではなく、いつまでも自分の口で食べられるよう管理栄養士を含めた多職種連携で長いお付き合いを目指しています。港南台で皆さまに寄り添うアットホームな歯科医院をお探しの方はみなと歯科へ!