嚥下(えんげ)について

今回は、嚥下(えんげ)についてお話しします。
嚥下(えんげ)とは、食べ物や飲み物を「ごっくん」と飲み込み、食道から胃へと送り込む一連の動作のことです。「飲み込むこと」は、生まれたときから当たり前にできているように見えますが、実は成長とともに変わっていく大切な動きです。
歯科においては、歯並びやお口の機能やはたらきに影響します。

1.赤ちゃん特有の「乳児嚥下(えんげ)」と、成長後の「正常嚥下(えんげ)」について

赤ちゃんは、母乳やミルクを飲むために特別な飲み込み方をしています。これを「乳児嚥下(えんげ)」と呼びます。
この時期の赤ちゃんは、舌を前に出して、くちびるやほっぺたの力を使いながら、上手に母乳やミルクを飲みます。
歯がまだ生えていない赤ちゃんにとって、この飲み込み方はとても自然で大切なものです。

離乳食が進み、歯が生えて、食べ物をかむようになると、飲み込み方も少しずつ変わっていきます。
これが「正常嚥下(えんげ)」です。

正常嚥下では、
・舌が上あごにつく
・上下の歯が軽く合わさる
・くちびるは軽く閉じる
・ほっぺたに余分な力が入らない
といった特徴があります。
この飲み込み方が身につくことで、あごの成長や歯並び、発音、鼻で呼吸する力が育っていきます。

2.乳児嚥下が長く続くと?

本来は成長とともに変わるはずの乳児嚥下が、幼児期や学童期になっても続くことがあります。
その場合、舌が前に出るクセがつき、
・前歯がかみ合わない
・歯並びが乱れやすい
・発音がはっきりしにくい
・お口がポカンと開きやすい
といった影響が出ることがあります。

「食べ方が気になる」「お口がいつも開いている」など、少しでも心配なことがあれば、いつでもご相談ください。
お子さんの健やかな成長を、一緒にサポートしていきましょう。

痛いところを治すだけではなく、いつまでも自分の口で食べられるよう管理栄養士を含めた多職種連携で長いお付き合いを目指しています。港南台で皆さまに寄り添うアットホームな歯科医院をお探しの方はみなと歯科へ!