
幸せホルモンと噛むことのメカニズム①
こんにちは。
みなと歯科です。
今日は、幸せホルモン(セロトニン)と咀嚼(そしゃく)についてのお話です。
私達の脳の中には、気分を安定させ、心を穏やかにしてくれる「セロトニン」という神経伝達物質があります。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレスを和らげたり、睡眠のリズムを整えたりする働きがあるため、健康にも生活の質にも欠かせない存在です。
では、このセロトニンはどのように増えるのでしょうか。
その秘密のひとつが「噛む」という行為です。
食べ物をしっかり噛むと顎の筋肉がリズミカルに動き、その刺激が脳へ届きます。
すると脳の中の「縫線核(ほうせんかく)」という部分が刺激され、セロトニンの分泌が活発になります。
つまり、ただ食べ物を噛むという日常動作が、実は脳や心を健康に保つスイッチになっているのです。
特に朝食で、ご飯やパン、野菜などを時間をかけてよく噛むことは、1日のスタートを整える大切な習慣です。
研究では、朝の咀嚼(そしゃく)が、集中力の持続やストレス耐性を高める効果につながることも報告されています。
「よく噛むことが幸せな気分につながる」
こう考えると、普段の食事の時間に新しい意味が見えてきますよね。
痛いところを治すだけではなく、いつまでも自分の口で食べられるよう管理栄養士を含めた多職種連携で長いお付き合いを目指しています。
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