
6月全体ミーティング
今回の全体ミーティングは、
子どもの口腔機能発達不全症についての勉強でした。
『発達不全』と聞くと、ちょっと怖い感じもしますよね。
近年、上手く噛めない・飲み込めない、発音がおかしい、お口ぽかんとしているなどの問題を持っている子どもが増えており、これらを抱えたまま顔まわり・口周りの筋肉を正しく使えずに成長してしまうと、顎の骨の成長が促されずに歯並びも悪くなるなどの問題が起こり、全身に様々な悪影響を及ぼすこともわかっています。
衛生士が担当した口腔機能発達不全症の男の子の1年の経過発表では、お口のトレーニングを継続して顔の骨格のバランスがよくなり、顔つきにも変化が見られたことに、スタッフ全員が驚きました。この結果が出るには本人が自宅でトレーニングしてくれないと何の結果も出ません。やる気にさせる難しさもありますが、発達に問題があることを早期に発見して関わり続けることの大切さを家族に伝え、理解を得て介入して本当に良かったとみんなで喜ぶことが出来ました。
正常な発達のレールに乗せるためのお口のトレーニングを、みなと歯科では3年ほど前から取り組み始めており、勉強も続けていましたが、今回は広範囲の内容であったため、また一段と理解が深まりました。
痛いところを治すだけではなく、いつまでも自分の口で食べられるよう管理栄養士を含めた多職種連携で長いお付き合いを目指しています。港南台で皆さまに寄り添うアットホームな歯科医院をお探しの方はみなと歯科へ!